年金委員のための国民年金 よくある質問
ホーム > 保険料全般について > FAQ-34 「以前は、国民年金の加入や保険料を納めることをうるさく言われなかったように思いますが?」

以前は、国民年金の加入や保険料を
納めることをうるさく言われなかった
ように思いますが?
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住民のなかに年金を受けられない人(無年金者)が1人も発生しないようにするためです。
 保険料を納めていない人に対して納付を強く勧奨するのは、間近に迫ってきている超高齢社会のなかで、地域住民の人々が生活に困らないように真剣に考えているからです。行政サービスの一環として理解してください。
 日本は現在でも世界一の長寿国ですが、さらに少子高齢化が進み、公的年金なしでは生活できない時代になっています。自分の老後の生活は、現役のときに年金を基盤として考えておくことが大変重要です。この点十分に理解してください。
 保険料を納めなければ、当然、将来老齢基礎年金を受けられないばかりか、万一のときに、障害基礎年金や遺族基礎年金が受けられなくなります。
 「加入するように」、「保険料を納付するように」と強くいうのは、住民のなかに年金を受けられない人(無年金者)が1人も発生しないようにするためです。
 将来、本人が年金を受けられないということは、やがて自分の子どもや家族に、それだけ大きな負担を強いることになります。このようなことは考えにくいことですが、子どもや家族の誰からも面倒を見てもらえないなどということもあるかも知れません。加入や納付を強要されないことは、むしろ不幸なことなのです。
 国民年金に加入して保険料を納めることは、法律で定められた国民としての義務であるということを忘れないでください(国民年金法第88条)。