年金委員のための国民年金 よくある質問
ホーム > 年金不安について > FAQ-46 「国民年金だけでは年金額が少ないので、老後の生活が不安ですが」

国民年金だけでは年金額が少ないので、
老後の生活が不安ですが
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国民年金は、将来にわたって実質的な価値が下がることはありません。
 昭和61年4月から基礎年金制度が導入され、老齢基礎年金の額は月額5万円とされました(※平成26年度価格=月額64,400円)。
 また、国民年金は、物価水準や生活水準が上がれば保険料や年金額も引き上げられますので、将来にわたって年金額の実質的な価値が下がることはありません。
 老齢基礎年金の額は、老後の生活のすべてを支えるものではありませんが、満額を受けた場合に生活費のうち基礎的な支出(食料費、住居費、光熱費、被服費)と雑費の一部をまかなうことができる水準とされています。
 しかし、保険料を納めていない期間があると、その分受け取る年金額が減額されます。満額の年金を受け取るためにも、保険料の納め忘れがないようにすべきです。
 なお、今の年金額では老後が不安だという声もあり、かねてから要望のありました国民年金に上積み年金を支給する制度として、平成3年度から国民年金基金が創設されました。これは、民間の個人年金よりも有利になっています。
 国民年金基金は、サラリーマン等の厚生年金保険または共済組合等のように、基礎年金に上積みして、より給付を厚くすることを目的としています。
 受け取る年金は1口目月額2万円を基本に、それ以上は1万円ずつ好きな口数だけ上積みすることができます。掛金は年齢によって異なり、加入員1人当たりの掛金の上限は月額6万8,000円(個人型確定拠出年金に加入している場合は、その掛金と合算)です。掛金は全額社会保険料控除として認められるため、大きな節税にもなりますので、加入について検討する意味があるといえます。