年金委員のための国民年金 よくある質問
ホーム > 年金不安について > FAQ-47 「国民年金では納める保険料に比べて、年金額が少ないと聞きましたが?」

国民年金では納める保険料に比べて、
年金額が少ないと聞きましたが?
印刷データをダウンロードできます。このアイコンをクリックしてください
平均余命でみると保険料の総額は受給総額を下回っています。
 老齢基礎年金の年金額は、満額で794,500円(平成16年度価格)となっています。65歳の人の平均余命は男女平均で20.46年ですから、平成17年から加入した20歳の人の場合、40年間に納める保険料は約786万円なのに対して、年金額が現在のままだとしても65歳からの20年間に受け取る総額は約1,589万円になります。
 平成17年生まれの人の場合でも保険料の総額は約811万円となり受給総額を下回っています。
 また、国民年金の保険料は、全額が社会保険料控除の対象となりますので、減税の恩恵を受けていることにもなります。
 老齢基礎年金の額は、老後の生活のすべてを支えるものではありませんが、生活費のうち基礎的な支出(食料費、住居費、光熱費、被服費)と雑費の一部をまかなうことができる水準とされています。
 この年金額も、生活水準の移り変わりや物価の変動にともない見直しが行われ、年金額が改定されています。
ここでの試算は、年金額は平成16年度額をベースとし、保険料は、平成16年年金改正法案に示された保険料水準固定方式をベースとして、独自に試算したものです。